前回、「心の器」の話をしました。
そこに水を注ぎ続けても、肝心な心が、その水を十分に入れられるだけの容積がなければ、
水を注いでいる途中で水はこぼれ、
結局その人の夢や目標が叶うことはない。
だから、水(夢)を注ぐことを考える前に、まずは心の器(潜在意識)を絶えず広げていかなければならない。
心の器を広げるとは、つまり、心の底から信じられるものを増やしていくこと。
そうして心の器を広げれば、そこに入る水(心から信じられるもの)ならば、なんでもいつか現実になる。
そして今回は器の方ではなく、「水を注ぎ続ける」ということについてお話したいと思います。
たいていの人がこの水を注ぎ続ければ、いつかその夢は叶うのに、
途中でその水を注ぎ続けることはやめてしまいます。
「あ~いつになったら、この器をいっぱいにすることができるんだよ!もうやーめた!」
こうして、水を注ぎ続けられない人がほとんどなのです。
それはなぜか?
一つには、誰にも「いつになればこの水が溢れ出すのかわからない」ということがあります。
私たち人間は、「どれだけやればいいのか」「いつ終わるのか」それがわかっていることに対しては、継続できる性質があります。
「あっもうすぐおれの目標は叶う!あとちょっと頑張ろう!」
しかし、多くの場合心の器に、今どれくらい水が溜まっているのかなんてことはわからないので、ほとんどの人が希望を持ち続けることができずに、途中で水を注ぐのをやめてしまうのです。
ここで、注目すべきなのは、私たちは、常に物事の結果を気にしているということです。
これだけやれば、結果は出るだろうか?
今どんな感じなのだろうか?
しかし、これは多くの場合結果への「不安」の裏返しであり、これを考えると、実際の「水を注ぐ」という作業は滞ることになります。
水を注いでいればいつか必ず、私たちはその目標を叶えられる時が来るのに、
多くの人が「結果」にとらわれすぎて、やるべきことを「ただやり続ける」ということができません。
何をするのにも、その行為自体が最も重要であるにも関わらず、それをおろそかにしてしまい、結果に心を奪われてしまうということです。
もっと、結果を気にせずただ黙々とやり続けるということが重要です。
そうすればいつになるかはわかりませんが、
必ず、結果は出るのですから。
水が溢れ出す瞬間は必ず来るのです。
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