動物は本能の生き物で、
人間は理性の生き物だというふうに言われますが、
アメリカの哲学者、ジョン・デューイは次のように行っています。
「人間は習慣の生きものである」と。
これはまさに真理だと思います。
私たち人間が生まれながらにして身につけてきた、習慣は、時に理性すら凌ぐのです。
お酒を飲みすぎてはいけない
タバコは身体に悪い
このようなことは誰もがわかっていることです。
それにも関わらず、私たちはついついそれまでの自分の習慣にしてがってしまいます。
このように、理性は特に本能と習慣がタッグを組んだ日には、まったくその強大な力に抗えなくなるのです。
このように書くと習慣は悪いことのように感じますが、習慣は使い方を工夫すれば、私たちの理想の実現に大きな効果を及ぼしてくれます。
たとえば、「金持ち父さん」シリーズのロバート・キヨサキさんは、
私は特別勉強ができたわけでも、教養があったわけでもないが、
お金持ちになるための習慣をどんなときでも、誰よりも続けたために、こうしてお金持ちになることができた。
と語っています。
つまり、習慣は才能や素質、生まれついた境遇にも勝り、私たちの夢の実現に最も力を発揮するのです。
「この世に、粘り強さに勝るものはない。
才能?才能があっても成功できなかった例は枚挙に暇がない。
天才?報われない天才という言葉は、すでに決まり文句になっている。
教養?世の中は教養ある浮浪者であふれている。
粘り強さと断固たる信念だけが、無限の力を持つ。」
カルヴィン・クーリッジ(アメリカ合衆国 第30代大統領)
だからこそいい習慣はこのまま続け、悪い習慣=あなたの夢を邪魔する習慣は、いい習慣へと変えていく必要があります。
人間の強い習慣や嗜好を変えるのは、さらに強い欲望だけです。
つまり、あなたのこれまでの習慣を変えたいならば
その習慣に勝る「この新しい習慣を持ちたい!」という更に強い欲望を持つ事です。
人間の強い習慣や嗜好を変えるのは、さらに強い欲望だけです。
だからこそ、自分の人生のなかでなにかを強く望むというのは大事なことなのです。
私たちの持つ何かしらの強い欲望こそが、私たちの習慣ひいては人生を変えてくれるのです。
コメント 0