GDPとは「国内総生産(グロスドメスティック)」の略ですね。
これは日本全体の所得つまり、国民の所得の合計だということです。
同時に国民の消費と投資の合計でもあります。
そして、おもしろいのが、
この名目GDPが減ると、政府のGDPは減るということです。
増税しても何をしても税収は減ります。
逆にGDPが増えると、政府の税収も増えるということです。
消費税が増えるということは、国民の可処分所得が減るということです。
そうなると、このデフレ期に国民は消費や投資をするのか?
答えはNOです。
さっき言ったように、GDPは国民の投資と消費の合計値ですから、
当然それらが減ればGDPは減ります。
すると、消費税は、増えますが、
その他法人税や所得税は景気の悪化の影響でそれ以上に減ります。
だから、政府の租税収入も当然減るということです。
そうなると、いったい何のための増税なのか?
というのが三橋さんのお話でした。
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